【PhotoSphere話】球体パノラマ写真PhotoSphereファイルの作り方

球体パノラマ写真「Photo Sphere」で遊んでますか？
私は、ほぼ毎日「Googleプラスコミュニティー」に投稿される世界中の写真を暇つぶしに見ながら「海外旅行行きたいな・・・」とぼやいています。

Android4.4以上のスマートフォンにアプリ「Googleカメラ」をインストールすれば撮影出来るのが球体パノラマ写真が「Photo Sphere」。

ちなみに、Sphereは「球体」の意味

正面、後方、そして足元に真上まで、全方角360度の景色を１枚の写真に出来るのがPhotoSphereのすごい所。
この写真をスマートフォンで表示させると、ジャイロセンサーと方角センサーに連動して動くので、あたかもその場に立って周囲を見回している感じがします。
これを、VRゴーグル(=仮想体験メガネ)「Google cardboard」で見ればよりリアル（＝面白い）:-)

この最先端写真の仕組みを調べると、意外に簡単。
普通の平面な写真に、Photo Sphereメタデータを書き込むだけらしい。

googleサービス「Googleマップビュー」「Googleプラス」に組み込まれたパノラマビューアーがメタデータを読み込み球体と書いてあれば球体表示してるだけのようです。

そこで実験:-x

まず、横:4000pix × 縦:2000pixのJPGE写真を用意します。
クルクル回せるパノラマなので何か循環しているイメージを思い巡らし「ダーウィン進化論」にしました。

進化論の絵はネットで拾ったもの（ごめんなさい）。
怒られたら直ぐ削除します。
背景写真は、著作権フリーです。
空は私が撮影した別のPhotoSphere写真をコピペし、お遊びでUFOをプラスしたもの。

で、完成した普通のJPGE画像ファイルがこれ

この画像ファイルにgoogleが公開しているPhoto Sphereメタデータを書き込めばPhotoSphereの完成です！

[Photo Sphere XMP Metadata]

ここで必要になるのが、画像ファイルにメタデータを書き込むソフト。

私は、ネット検索で見つけた「ExifTool」と「pyExifToolGUI」を使用。

「ExifTool」がメタデータの参照・書込みをするメインのソフト。
でもこのフリーソフト、コマンドラインソフトで使いこなすのが超難しい。
そこで、このソフト用に別のプログラマーがGUI（グラフィックスインターフェース）ソフトを作ってくれました。
それが「pyExifToolGUI」。

ExifToolとpyExifToolGUIをダウンロードし解凍。
pyExifToolGUIの設定画面でExifTool.exeの保存場所を指定すればすぐに使えます。

[ExifTool] [pyExifToolGUI] [pyExifToolGUIオンラインマニュアル]

まず、[load images]ボタンを押して、このテストJPEGファイルと「Googleカメラ」で撮影した同サイズの本物PhotoSphereファイルを読み込ませます。

次に、「Gpano」タブ（＝PhotoSphereメタデータ）を選択。
左側の写真リストから本物ファイルを選択し[Copy from selected image]ボタンを押すとこのファイルのPhotoSphereメタデータが右画面に表示されます。
この状態で左の写真リストからテストJPEGファイルを選択。
[Save to selected image(s)]ボタンを押せば、このメタデータがテストJPEGに書込まれ、これでPhotoSphereモドキの完成です:lol:

ね、簡単でしょ:-)